この題名を見たとき「書籍1冊につき、ノート1冊分の読書メモをとりなさい」という意味なのかな?と思っていましたが、読んでみると全然違って「本を探すところから、読書メモから全部を一冊のノートのまとめるとよりよい読書ライフができるよ!」という本でした。
去年の5月ごろから始めた読書感想ブログですけど、ブログを書いてもなんだか薄っぺらい感想しか書けなくてどうしたもんかなと思っていて、読書メモを取りながら読んだほうがいいんだろうなぁ~という漠然とした気持ちがあり、去年の後半くらいから読書メモを取るようにしてたんですが、メモのつもりがほぼほぼ写経みたいなことになってしまい、読書するのがただただ辛い修行のようなものになっていました。
この本の中でもそのようなことが書いていて、読書メモはできるだけとらないようにして、「通読」→「再読」→「マーキング」を経てから読書メモをとるようにしましょうと書いてありました。
「通読」はそのままの意味で、本を通読します。ただ、途中で気になったポイントや心に留まったところのページの上端を折っておきます。
「再読」は折ったページを読み返します。その時に、やっぱりここは重要だなと思うところのページの下端を折ります。
ここで「ページの両面にそういうポイントがあった場合はどうしたらいいの?」という疑問があると思いますが、それはどっちかを諦めるという割り切りが必要です。作者はこれも運命と受け入れて先に読み進むことを選ぶのだそう。私はあきらめきれないので、通読の時は右ページであれば上端、左ページであれば下端を折り曲げて、再読のときは折り曲げたページの端を再度折り曲げる方法でやっていこうかなと思っています。皆さんも独自のやり方を編み出してもいいかもしれませんね。
「再読」が終われば次は「マーキング」です。上下端が折られているページを再々読して「ここはやっぱり重要だな!」と思うポイントにマーカーを引きます。
「マーキング」が終わったらいよいよ読書メモを取ります。マーキングした文章を「写経」してノートに写して、その文章に対してコメントを続けて書きます。
これを繰り返すだけです。
私はこの方法プラス、読書メモのはじめにこの本はどういった本かの要約を書くようにしようかなと思っています。そうすることで、この本を人に話すときに説明しやすくなるんじゃないか?とか、読み返すときに「あぁ、こういう本だったな」ということがわかりやすくなるかなと思ったので。
作者は読書メモ以外にも「探書リスト」も読書メモと同じノートに残しておくようにすると良いと書かれています。そうすることで書籍を探す手間を省き、最短で良書に出会うことが可能になり最効率で読書が血肉となるのだということでした。
私はまだその境地まで至っていないので、今は気になった本のタイトルを付箋に書き出して張る。くらいにとどめておこうと思いました。
まとめ
この本を読んで、読書メモの取り方を変えてみました。お試しでこの本に対してこの本に書かれているやり方で読書メモを取ってみましたが、今までやっていた読書メモの取り方と比べて断然やりやすかったです。
しかも、メモの量が格段に少なくなって、濃縮された情報がノートに残されている感じがします。
また、自分のコメントを書くことで読み返したときに「そうそう!そう思ってた!」と読み返すのがちょっと楽しくなることを発見できて、「これはいいぞ」という手ごたえのようなものを感じています。
そのおかげか、このブログもスラスラかけた気がします(内容は稚拙かもですが)
なので、しばらくはこの方法でやってみようかなと思います。
そういうことで、この本は結構お勧めです。